アウトドアでの天気
アウトドアでいち早く天気の変化を感じる事は重要なことです。雨が降るのをわかっていれば、水を集める装置を作って設置しておく事も出来るし、夜ならぬれない場所を探して休む事も出来る。曇りになるとわかれば、太陽が出ている時よりも体力の消耗が少ないので、より広範囲の行動ができる。そして晴れている時には干し肉や干し魚を作ったりも出来る。つまり天気を知ることでアウトドアの行動がより効果的で確実なモノになるのです。ここでは一般的に言われている、天気の見方を紹介していきますので、これを参考に自分自身の天気予報法を探ってみてください。
天気
天を読む
太陽や月に笠がかかったら雨………………笠は高層のうす雲に、光が屈折してできる光のリングです。
星がキラキラしたら強風………………星の光を瞬かせている上空の強風が、次の日は地表を吹くからです。
夕焼けは晴れ、朝焼けは雨のきざし………………夕焼けには鎌を研げ、朝焼けには笠を持て、も同じです。
わた雲は晴れ………………わた雲は当分安定した好天候が続く。羊の群れのような雲は、天気が下り坂の前兆です。
すじ雲は下り坂………………しだいに天気が下り坂。翌日には雨になる場合が多いです
笠雲は雨………………笠雲とは、山の頂上にかかる笠状の雲で、独立峰によく見られます。翌日は雨。
レンズ雲は強風の前ぶれ………………山の頂上に凸レンズ状の雲がかかると、数時間後は強風になる
入道雲は夕立………………入道雲の下では、夕立が降る。雷をともなう場合もあるので、ご用心です!
うろこ雲は雨………………約半日後には雨になる。洗濯物を出しっぱなしにしていてはいけません!
地を読む
朝の霧は晴れ………………太陽が昇り、気温があがってくると晴れてきます。
雨ガエルが出てきたら雨………………温度が上がると、雨ガエルは風通しのよいところに出てきます。
ツバメが低く飛ぶと雨………………温度が上がると、エサの昆虫が地表近くを飛ぶようになるためです。
クモの巣に水玉がついていたら晴れ………………朝、放射冷却の冷え込みがクモの巣に露をつくるからです。
山が近くに見えると雨………………天気が下り坂になると、空気の透明度が落ち、遠近感がなくなるからです。
ミミズが出てきたら雨………………湿度が高くなると、地表がやわらかくなるからです。
遠くの音がよく聞こえると雨………………湿度が上がると、音は空気中を伝わりやすくなるからです。
魚がはねると雨………………魚は天気のくずれを水中で察知するらしい。気圧?空の明るさ?はて?
古傷がうずくときは雨………………骨折のあとや手術のあとに違和感が感じられるときは、天気は下り坂。
雷にそなえる
ふせる
草原のような避難するところがない場合は、身につけた金属のものをはずして離れた場所に置いて、できるだけ低い姿勢でいる。雨に濡れても立ち上がってはいけない!
5m以上離れる
避難するところがない場所で数人いる場合は、5m以上はなれてふせる。こうすれば、運悪く一人に雷が落ちても、他は助かる可能性が高いからです。
テントをつぶす
車の中は安心だけれどテントの中は安心ではないです。とにかく「雷は気まま」。雷が近づいてきたら、テントをぺちゃんこにつぶして雷をやりすごそう。
木には近づかない
避雷針がある場合、避雷針から45度の範囲内は比較的安全とされています。
高い木の場合、木の下は最も危険なので、もし、高い木の下しか避難場所がない場合は、木を見上げて45度の角度の一番遠い場所に避難します。
よくある、天気のことわざ
サバイバル中にはラジオ・テレビで天気予報をやっていません。こんなことわざも知らないよりは知っておいた方が良いでしょう。
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Last update:2021/4/27